抜歯しない矯正:床矯正(しょうきょうせい)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は矯正学の分野から抜歯しない矯正・床矯正(しょうきょうせい)についてです。
叢生の項目でも書きましたが、歯並びが悪い叢生は40%に発生します。
60%は歯並びを整えるのに成功していますが、
40%は失敗したために叢生になるのです。
一般的な矯正は、永久歯が生えてくるまで様子を見る事が多くあります。
これでは、アゴの成長が終了してしまいます。
床矯正では、成長を上手く引き出して歯を並べます。
顎を拡大する装置を入れて顎を広げ、歯の並ぶスペースを確保します。
よって犬歯の生える10歳までに治療を行う必要があります。
健全歯の抜歯をしてスペースを作り歯を並べる一般的な矯正とはだいぶ異なりますが、
メリットの多い矯正治療です。