歯と食育①
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は、矯正、小児歯科の分野から、歯と食育についてです。
2回に分けて書きたいと思います。
食育とは良く噛むようなメニューを工夫すること、
歯ごたえのあるものを食べることに集約されます。
良く噛むことによって4つの点が促進されます。
①唾液の分泌が促進される
②筋肉が働く
③脳の活性化
④骨の成長
①唾液の分泌が促進される
唾液の分泌は消化を促進し、歯や口腔粘膜の菌を洗い流し、虫歯の予防になります。
②筋肉が働く
筋肉を働かせることで良い顔を作ることができます。
口がポカンと開いていたり、目が垂れていたり、頬がだらんとしていたりしたら筋肉を使えてません。
お子様の顔の様子をチェックしてみてください。
③脳の活性化
記憶力、集中力を高めます。
また、肥満を防止にも効果があります。丸飲みはいけません。
④骨の成長
骨が成長することで歯並びをきれいにすることができます。
6歳までに顔面の骨は80%が成長します。頭部と中顔面が成長しています
残りは10歳から下顎を中心に成長します。
6歳~10歳までに骨の成長を誘導する必要があります。
上手く成長が誘導できないと叢生や目が垂れてしまったり、
頬がだらんとしていたり顔貌の不調和が出てきます。
成長期に咬合を誘導することが顔貌の形成につながります。
良く噛んで良い顔貌を獲得すべきだと思います。