歯を失う原因:歯根破折
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯を失う原因について歯根破折についてです。
歯根破折とは歯が折れてしまう事で、神経のない歯に起こることが多いのが特徴です。
歯根が破折すると、破折部位に一致して歯周ポケットが深く形成され、炎症を起こします。
急性症状を起こさなければ、症状があまりなく進行しますが、
周囲の骨を溶かしてしまうので、放置しない方が良いと思います。
歯根破折では、どこに破折が起きるかにもよりますが、
抜歯になる事がほとんどです。
縦方向に破折線が確認できます。
このようなケースは歯を保存できません。
抜歯すると半分に割れていました。(右の写真)
歯根破折の多くは神経の無い歯で起こります。
神経に達する深い虫歯になる前に治療したいものです。
神経の保存は大変重要だと思います。
投稿日:2011年6月16日 カテゴリー:口腔外科