歯が破折すると歯を抜歯するのか?
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野から「歯が破折すると歯を抜歯するのか」についてです。
歯根破折の症例はこれまでたくさん紹介してきました。
抜歯した歯はほとんどが垂直方向に破折していています。
このように縦方向にクラックが走り、
歯肉の深い所まで達している場合は抜歯になってしまいます。
しかし、破折しても抜歯にならないケースもあります。
見てみましょう。
縦方向にクラックが走っています。
破折片を除去すると割れている部位は歯肉の上まででした。
このケースではそのままかぶせることができました。
神経が生きている歯は神経がない歯に比べてしなやかなため幸いしたのかもしれません。
しかし、歯の破折では抜歯になってしまうケースがほとんどだという現実もあります。
投稿日:2011年6月17日 カテゴリー:口腔外科