親知らず:歯肉弁切除
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野から親知らずの歯肉弁切除についてです。
親知らずについては抜歯する場合と抜歯しないでとっておく場合があります。
親知らずをとっておく場合に歯肉弁切除を行った方がよい場合がありますので
紹介したいと思います。
症例です。
左下の親知らずです。(写真が暗くてわかりにくいですが、右側が親知らずです)
歯肉が半分かぶっています。
歯肉の下に細菌が貯まってしまい、体の抵抗力が低下すると腫れたりします。
歯肉弁を切除して、細菌の貯まりやすい環境を改善しようという訳です。
左が切除前、右が切除後です。
親知らずを覆っている歯肉を切除し、
プラークの沈着しにくい環境を作り歯ブラシをかけやすくします。
しかし、腫れを繰り返す場合は積極的に抜歯検討すべきです。
投稿日:2011年6月15日 カテゴリー:口腔外科