歯牙接触癖(しがせっしょくへき)と顎関節症
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科
日本顎関節学会 顎関節症認定医 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野から歯牙接触癖と顎関節症についてです。
歯牙接触癖(TCH:Tooth Contacuting Habit)は、普段から上下の歯を弱い力で接触させたり、
強い力で噛みしめたりしている癖のことで、顎関節症に大きく関連しています。
歯牙接触癖を是正することが顎関節症の改善にとっては非常に重要となります。
舌を見て、歯の圧痕がついていたり、頬粘膜に歯の圧痕がついていたりします。
このような方は歯牙接触癖を持っている可能性が高いと思われます。
日中、歯を食いしばったり、弱い力で接触させていないか観察してみてください。
写真は頬粘膜の圧痕です。
顎関節症ではスプリント療法を行うことも多いのですが、
歯牙接触癖があるとかえって顎関節症を悪化させてしまいます。
注意が必要です。
気になる症状は受診してみるべきだと思います。
投稿日:2011年6月22日 カテゴリー:顎関節症