抗生物質②(マクロライド系、テトラサイクリン系)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科に分野から抗生物質についての2回目です
マクロライド系とテトラサイクリン系の抗生物質についてです。
前回紹介したペニシリン系、セフェム系とは使う目的が違います。
見てみましょう。
マクロライド系
バイオフィルムを溶かす作用があり歯周病関連菌に有効で、
細胞内移行率が極めて高い薬もあります。
たんぱく質合成阻害による静菌的作用なために長い時間作用する必要があります。
テトラサイクリン系
骨への移行率が高く、骨髄炎や歯周病の急性発作で歯周ポケットへの直接注入に使います。
歯周病の関連菌に対しての抗菌作用が強く内服することもあります。
長期の内服ではめまいなどの副作用も多い薬です。
注意しないといけません。
主な薬について書きましたが、指示どおり内服することが必要です。
せっかく内服しているのに、勝手に中止したり、回数を減らしたりすることは、効果を発揮できません。
投稿日:2011年6月29日 カテゴリー:口腔外科