ヘルペス性口内炎
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
前回から粘膜疾患をまとめています。
今回は口腔外科の分野からヘルペス性口内炎についてです。
口唇ヘルペスは、ヘルペスウイルスによって引き起こされます。
体の抵抗力が落ちた時にできやすいのが特徴です。
症例です。
7日前から口内炎が多発しているとのことで受診されました。
左側の下唇、上唇に口内炎ができています。
左下唇には(かひ)といってかさぶたのようなものも確認できます。
水泡が形成され痂皮(かひ)になって治っていきます。
左上唇の裏側にも口内炎ができています。
左上唇の表側にも水泡が痂皮(かひ)になった部分が確認できます。
口内炎は接触痛がひどく、軟膏にて対症療法を行います。
また、感染の初期では抗ウイルス剤の内服が有効です。
次回は白板症(はくばんしょう)についてです。