手足口病
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野から手足口病(てあしくちびょう)についてです。
今年は手足口病が流行しています。
エンテロウイルスなどいくつか原因となるウイルスがありますが、
コクサッキーウイルスA16が主な原因です。
感染して3から5日後に口腔内、手や足に水泡が出現します。
特効薬はなく対症療法が主体になります。
咽頭部などの分泌液や排泄物からの接触感染です。
予防策としてはマスクの装着などで飛沫感染の防止、手洗いをしっかり行うことです。
口腔内の症状について見てみましょう。
上顎の粘膜です。
赤いポツポツが確認できます。
さらに、下唇の部分には粘膜が発赤し水泡の形成が見られます。
先週、息子さんが手足口病を発症していたとのことです。
手足口病による口内炎です。
たくさん紹介してきましたが、口内炎と言うのは病態が多彩で、
いろいろな病気の1症状として口腔内に現れます。
注意しないといけません。