顎関節症の診断
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科
日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野から顎関節症の診断についてです。
顎関節症は鑑別疾患が重要です。
まず、顎関節症とそれ以外の類似疾患を鑑別します。
顎関節症以外の病気が否定されて初めて顎関節症と診断され、
症型の分類を行います。
2軸診断と言って心理社会的要因と生物学的要因の2つも診断しないといけません。
顎関節症の症型は5つに分かれていて、
この5つを診断する事で治療法が決まって来ます。
過去に顎関節症の治療経験がある患者さんの話を聞いていると
すぐにスプリント、かみ合わせの治療、矯正と言われているケースもあります。
基本的にはまず病態の診断を行わなければいけないと思います。
顎関節症の症型や、発症してどのくらい経過しているかなど状況によって
治療方針が違ってきます。
まずは病態を把握しないといけません。