小児の顎関節症における運動療法
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科
日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。
今回は顎関節症、小児歯科の分野から小児おける運動療法についてです。
小児の関節雑音についての運動療法があります。
小児は歯が交換する時期のために咬み合わせが安定せず、
関節雑音や疼痛が出現することがあります。
運動療法が有効な場合があります。
成人における運動療法については、これまでいくつか紹介しました。
下顎頭可動化訓練と円板整位運動です。
しかし、小児にはなかなか理解が難しいです。
そこで行われているのが舌を回す方法です。
唇を閉じた状態で、舌の先端を前歯と唇の間に持って行き、舌の先端を前歯の唇側を
なめるように動かします。左回りと右回りを繰り返します。
この動きによって顎関節が動きますので、運動療法としての効果が期待できます。
投稿日:2011年9月12日 カテゴリー:小児歯科, 顎関節症