糖尿病と歯周病治療
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯周病の分野から糖尿病と歯周治療についてです。
糖尿病と歯周病治療について日本歯科医師会雑誌に記事
が載っていましたので要約して紹介します。
糖尿病になると、歯周病の進行のいリスクが高く、再発もしやすい事がわかっています。
歯周病に対する歯周治療ガイドラインで明確な事項の要点として①~⑤が挙げられます。
①糖尿病では歯周病の発症や進行のリスクが高く、
歯周病が再発しやすい事から、定期検診の間隔は短くすべきである。
②糖尿病の歯周治療において局所抗菌療法が有効である。
③糖尿病と健常者の歯周基本治療の効果や抜歯の術後経過に差はない。
④糖尿病に歯周治療を実地する場合はHbA1cを6.5%以下に維持することが望ましい。
⑤歯周病の治療を行うと、糖尿病の病態が改善する可能性がある。
以上の要点はエビデンスレベルや推奨度が違ってはいますが、明確になっていいる事柄です。
今後の研究によっては違った知見や、内容の見直しが行われるかもしれません。
歯周病と糖尿病は密接な関係があると言う訳です。
投稿日:2011年10月6日 カテゴリー:歯周病