ロッククリックについて(顎関節症)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科
日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野からロッククリックについてです。
顎関節症の症状の1つに関節雑音があります。
このうちクローズドロック(顎関節症IIIb型)では、
雑音が消失し、口が開かなくなるのが典型的です。
しかし、病態がIIIb型なのに関節雑音を伴い、
前方に噛む事で雑音が消失する事があります。
顎関節症IIIb型なのに顎関節症IIIa型と誤って診断してしまい、
治療を誤った方向に導いてしまう事があります。
注意しないといけません。
確定診断にはMRIが有効だと思います。
投稿日:2012年2月20日 カテゴリー:顎関節症