閉口障害(脱臼、顎関節症)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科
日本顎関節学会 顎関節症専門医 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野から閉口障害(へいこうしょうがい)についてです。
顎関節の問題として、口が開かなくなると言う事以外にも、
口が閉じなくなってしまったり、閉じにくくなる障害があります。
顎関節症の開口障害に比べて頻度は低いのですが、煩わしい病態です。
閉口障害の原因には関節円板が原因になる場合と、
口を開け閉めする筋肉が原因する場合があります。
MRIを撮像して精査する必要があります。
関節円板が原因の場合、関節円板の動きを出すようにすると、
閉口障害の頻度が低下します。
筋肉が原因の場合は、開口練習によって筋肉をストレッチするのが有効です。
閉じなくなるのが怖いので口を開ける事に抵抗があり、
筋肉が固まってしまうためにストレッチと言う訳です。