歯髄炎(しずいえん)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯内療法学の分野から歯髄炎(しずいえん)についてです。
歯髄炎とは、歯の神経が炎症を起こす事で、何もしなくてもジンジンと痛んだり、
冷たいものや熱いものでしばらくズキズキしたりします。
原因には大きな虫歯や、咬み合わせなどがあります。
症例です。
左下の第二大臼歯が痛いとのことで受診されました。
口腔内を見ると親知らずの方が虫歯が大きそうです。
少し削ってみると大きな虫歯である事がわかります。
レントゲンでも虫歯が大きく神経に達している事がわかります。
症状も出ているので神経を取る必要があります。
神経を取ることを抜髄(ばつずい)と言います。
神経を取ると、歯が硬くなり破折の危険が一気に高まります。
虫歯が大きくなると治療も複雑かつ長期化します。
小さいうちに治すべきです。
投稿日:2012年4月24日 カテゴリー:むし歯修復, 歯内療法