関連痛について
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は関連痛(かんれんつう)についてです。
関連痛とは痛みを感じている歯とは別の歯が原因で痛みを認識していることです。
例えば上の歯が痛いと思っているのに、実は下の歯が原因だったりすることを言います。
このような病態にははしばしば遭遇します。
症例です。
左上が痛いとのことで受診されました。
上側は問題は特にありませんが、
左下をみてみると虫歯がありました。
上部を少し削ると穴が開いています。
さらに虫歯を取っていきます。
虫歯を齲蝕検知液で染めてみます。
赤い部分が虫歯です。
虫歯が神経に達しているので神経を取る必要があります。
虫歯が深くなると神経を保存できなくなります。
神経を取ると、その歯は歯の破折を起こしやすくなるので神経の保存ができる大きさで虫歯は処置しないといけません。
定期検診を心がけ予防意識を強く持つ必要があると思います。
投稿日:2012年6月15日 カテゴリー:むし歯修復, 口腔外科