第25回日本顎関節学会に参加して
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科
日本顎関節学会認定 顎関節症専門医 佐久間琢です。
先日、第25回日本顎関節学会・総会に参加しました。
顎関節症の診断のコンセンサスをめぐって近いうちに改定があるようです。
現在の診断は顎関節症を症型に分類していますが、
実際の臨床症状を反映しない場合もあり、
治療法が症型と一致しない場合があります。
また、米国では心理社会的な側面も合わせて診断する2軸診断が採用されており、
身体的評価のみを行う日本とは全く異なります。
現在の診断基準や症型分類は16年前に改定されて以降何も改定が行われておらず、
妥当性を検証し、改定を加えるようにしないといけない訳です。
歯科の分野でも顎関節症は専門性の高い疾患ですので、
数々の研究でわかってきたことや考え方が変わってきた部分は改定する方向が良いと思います。
投稿日:2012年7月18日 カテゴリー:顎関節症