点状露髄と歯髄炎 | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

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点状露髄と歯髄炎

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。

今回は歯内療法の分野から点状露髄と歯髄炎についてです。

歯髄炎(しずいえん)とは歯の中にある神経が炎症を起こしてしまう事で、

何もしなくても痛みが出たり、心臓の拍動に合わせて痛んだりします。

自発痛とか拍動痛と言います。

症例です。

左下の第一大臼歯の虫歯です。

1015.jpg

虫歯を除去していくと点状に神経が露出しました。

まず、神経の温存を試みます。

1014.jpg

写真だと分かりにくいですが、ピンク色の点があります

ここが神経の露出部分です。

水酸化カルシウムで神経を保護してコンポジットレジンで修復しましたが、

痛みが出てしまい、神経を取ることになってしましました。

神経をとった歯は硬くなり歯の破折を起こしやすくなります。

神経の保存を図ることは非常に大切ですが、歯髄炎を起こしてしまったら

神経の保存が難しくなります。

虫歯は小さいうちに治すべきです。

投稿日:2012年8月9日  カテゴリー:歯内療法