診断の大切さ
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は、口腔外科の分野から診断の大切さについてです。
診断があって初めて治療方針が決定されます。
今までの歯科臨床はレントゲン写真が主体でしたが、
CTの導入により情報量が格段に多くなります。
症例です。
右上の第二大臼歯を抜歯して、後ろの親知らずを移植しようと計画したケースです。
CTでは第二大臼歯の周囲に骨がなく、抜歯の適応であることがはっきりわかります。
さらに手前の第一大臼歯の根尖にも病巣があり、治療の必要であることがわかります。
この歯は分岐部の骨もなくなり早急に治療が必要と言えます。
普通のレントゲンでわかりにくい部分は歯科用CTが有用です。
投稿日:2012年9月24日 カテゴリー:口腔外科