失活歯の歯根破折と治療法の選択
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野から失活歯の歯根破折と治療法の選択についてです。
症例です。
上顎左側第一小臼歯の歯根破折のケースです。
以前にもご紹介しました。
完全に割れていますので、抜歯になります。
ここをどのようにして治すかでが問題です。
①インプラント
②ブリッジ
2つの治療法が考えられると思います。
このケースでブリッジを選択するとブリッジの支台歯には犬歯と第二小臼歯が使われます。
犬歯は噛み合せにとってキーポイントになる歯です。
このケースでブリッジにして負担をかけて行くのはあまり好ましいことではありません。
ブリッジは負担加重になるケースが多く、力のかかり方を考えるとインプラントの方が他の歯を守ると言う意味でも長く状態を保つ事ができると思います。
治療法についてはよく相談して、
利点欠点、長期の予後、コストなど総合的に考えて結論を出すべきだと思います。
投稿日:2012年9月21日 カテゴリー:口腔外科