歯の挺出(ていしゅつ)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回はかぶせ物の分野から歯の挺出についてです。
歯の挺出とは、歯が延びてきてしまう事を言います。
延びてくると歯肉に噛み込んでしまう事もあります。
症例です。
左下のかぶせ物を治すケースです。
残根になっている第一大臼歯は抜歯です。
口腔内を見ると残根は虫歯になっています。
側面から見ると
第一大臼歯に歯が無かったので上の歯が挺出してきて、
このままでは上の歯が延びてしまい、かぶせ物を作る事ができません。
上の歯が挺出して歯肉に当たりそうになっているのがわかります。
歯が無くなった部分を放置する事は思わぬ弊害を引き起こします。
放置せずに治療すべきです。
投稿日:2012年9月11日 カテゴリー:かぶせ物