髄床底の穿孔
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯内療法の分野から髄床底(ずいしょうてい)の穿孔についてです。
髄床底とは神経の部屋の底の部分で
ここが虫歯やメタルコアなどの硬い構造物で穿孔すると抜歯になるケースが多く見られます。
症例です
歯肉が腫れてしまったので、まずかぶせ物とコアを除去します。
メタルコアを除去すると、歯に穴が開いていました。
歯肉の腫れの原因は歯が穿孔していたために細菌が繁殖していたためです。
抜歯の適応です。
象牙質にしなり具合が近いファイバーコアの使用や、
適合の良い補綴物を選択する必要があります。
歯根分割を行って歯の半分を抜歯することもありますが、
1本抜歯しなけれんばならない事も多くあります。
投稿日:2012年10月29日 カテゴリー:歯内療法