根管治療とCT検査
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯内療法学の分野から根管治療とCT検査についてです。
根管治療にCTが保険導入されました。
いくらマイクロや拡大鏡で根管を除いても、骨の中や根管の先端部分の様子はわかりません。
そこで、画像診断が有効になります。
症例です。
上顎の中切歯にフィステルが出来ていたのでCT撮影を施行しました。
根尖の病巣が大きく、唇側は骨がほとんどなく、鼻とは薄い骨で接している状態です。
このような状態では根管治療していても改善の見込みは少なく、
歯根端切除など、他の方法を選択すべきケースになります。
CT検査は従来型のエックス線検査ではわからなかった病態をはっきりと映し出してくれます。
投稿日:2013年6月12日 カテゴリー:歯内療法