国際的な顎関節症の分類
こんにちは。武蔵野市吉祥寺本町 さくま歯科
日本顎関節学会認定専門医 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野から国際的な顎関節症の分類についてです。
国際的には2013年に公表された
DC/TMD(Diagnostic Criteria for temporomandibular disorders)
という基準が用いされていますが、日本では別の物が用いられています。
世界的な流れの中で、日本でも顎関節症の概念、病態分類などの改訂があったのですが、
日本では顎関節症と言う言葉が市民権を得ている事や、
保険病名として顎関節症が用いされている点、などがあり
大きな改定とはなりませんでした。
現在の分類は日本独自のもので携帯同様ガラパゴス化していると言えますが、
病態の捉え方は一緒なので治療に支障が出る訳ではありません。
臨床的な統計をする場合は診断基準を合わせないといけないので、
大学で研究している方には大変でしょうね。
投稿日:2013年12月13日 カテゴリー:顎関節症