くさび状欠損について
こんにちは 武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は虫歯修復の分野からくさび状欠損についてです。
くさび状欠損とは、歯と歯肉の境目がくさび状に無くなり象牙質が見えてしまう現症で、知覚過敏や根面齲蝕の原因になります。昔は歯磨きが強すぎると歯が摩耗して発生すると言われていましたが、現在では咬合力がかかると、歯肉との境目に応力が集中して発生すると言われています。
症例です
象牙質が露出し、齲蝕になっています。象牙質はエナメル質の下にある層で、エナメル質のようにバリアとしての機能は強くありません。よって、写真の様にプラークが停滞する環境下では齲蝕が進行しやすいのです。
齲蝕を削ってコンポジットレジンの充填が治療法になります。
コンポジットで修復してプラークの停滞しにくい環境へと整える必要もあります。
投稿日:2015年10月13日 カテゴリー:むし歯修復