エナメル質は大切
こんにちは 武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です
今回はエナメル質についてです。
エナメル質は歯の外装を覆う組織でほとんどが無機質でできています
隣接面齲蝕はクラックが発生しそこから虫歯が進行する事を考えると、エナメル質というのはバリアの役目を担っていると言えます。
咬合力や酸から歯を守っている訳ですが、歯は毎日の食事で使う組織なので、当然、消耗します。エナメル質がちゃんと保たれていれば、極端な話、歯を磨かなくても、簡単には虫歯になりません。厄介なのは咬合力です。
咬合力によってエナメル質がダメージを受けると、虫歯の進行が始まります。口腔内は唾液が存在し湿潤であり、多くの細菌が存在する過酷な環境下にあるので、クラックなどエナメル質のバリアが弱くなった場所から虫歯の進行が始まります。隣接面の齲蝕はよく見るとクラックを発見できるケースが多くあります。
隣接面や、歯頚部に虫歯が多いのはこの場所のエナメル質のバリアがなくなるからです。正しい歯磨きの方法を身につけ、ナイトガードで咬合力のコントロールを図るべきです。
投稿日:2016年2月10日 カテゴリー:予防歯科