関節雑音を放置するとどうなるか
こんにちは 武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です
今回は顎関節症の分野から関節雑音の放置についてです
関節雑音は関節円板の位置異常が起こるために出現します。
関節円板が前方に落ちてしまうケースが多く、口を開けるとカクカクといった音がなります。前方に位置異常を起こした関節円板は雑音の出現からできるだけ早く対処することで消せる場合もありますが、放置すると。やがて関節が円板にロックされ開口障害と疼痛が出現しステージが1つ進んでしまいます。
関節がロックすると開口量が小さくなるのですが、次第に開口量が増え、痛みも軽減していきます。
また、音が出現してステージが進むことなくそのまま推移することもあります。消せない音の場合は日常生活で特に支障がなければそのまま経過観察でも大丈夫です。関節雑音が出現してから早めの対応が大切です。
関節円板の位置異常は後方に転位する場合もあり、状態によってはMRI検査が必須となります。
投稿日:2016年5月16日 カテゴリー:顎関節症