顎関節学会総会・学術大会に参加しました。
こんにちは 武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です
今回は顎関節症の分野から学術大会の話です
今月17日、18日に顎関節学会に参加しました
今回のテーマは「日本の顎関節治療を変える」というテーマです。
2013年に学会が顎関節症病態分類を出しました。国際分類に整合性を持たせるために改訂されて、今回もメインシンポジウムでの講演がありました。診断のツールとして使う感じで、私の場合、何か大きく変化する訳ではないのですが、一般開業医の先生には一次診断に有効だと思います。ただ、多くの問題もあると思いますので使い方なのかなと思います。
私がもっとも関心を寄せていたのは、急速に進行する下顎頭の骨吸収(PCR)についてでした。
PCRは原因不明で治療法についても確定的な事がない難病です。実際、噛み合わせが変化してくる事が多く、現在は確定的な事がなく治療に苦慮します。講演でも原因や治療法についての話がありましたが、コンセンサスは得られていません。来年も取り上げる事で終わりました。いろいろと模索しないといけません。
来年は横浜での開催になります。
投稿日:2016年7月21日 カテゴリー:顎関節症