根尖病巣とフィステル
こんにちは 武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間 琢です。
今回は歯内療法の分野から根尖病巣とフィステルについてです。
フィステルとは日本語で瘻孔といい、膿の出口が歯肉に出てきたところです。
症例です
小臼歯の根尖部に類円形の透過像が確認できます。
口腔内を見ると、プツッと出来物が出来ています。これは根尖の透過像が原因でできたもので、根の治療(根管治療)を行う必要があります。潰れては出来て、潰れては出来てを繰り返します。根尖の病巣が治癒しない場合は、この出来物が治らないので抜歯の適応になる事もあります。
神経を取ると再治療の可能性や、歯の破折の危険は常にあるので神経の保存は非常に大切という訳です。
投稿日:2016年8月24日 カテゴリー:歯内療法