小児の口腔ケア①(唾液の持つ緩衝能)
こんにちは 武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です
今回は小児歯科の分野から唾液の持つ緩衝能についてです。
食事をすると口の中は虫歯菌の作る酸で酸性になります。唾液には酸性になった口腔内を中性に戻す力があります。この作用を唾液の緩衝能と言います。
歯が出てきた時から口腔内に細菌の定着が始まります。口腔ケアが必要になるのですが、小さい子供の場合、歯磨きが満足に出来ない場合が多くあります。よって、歯磨きだけではなく唾液の持つ緩衝能を最大限に利用するようにしないといけません。
食事の間隔が大切になります。朝昼晩の食事とおやつの4回、酸性になるのですが、それ以外に常に何かを食べていると酸性になる機会が多くなり歯が酸性条件で脱灰されて行きます。(言う事をきかないとおかしをあげたくなるのはわかりますが、、、)
だらだら食べをやめて、唾液の緩衝能を最大限に引き出しましょう。
投稿日:2016年11月1日 カテゴリー:小児歯科