小児の反対咬合
こんにちは 武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です
今回は小児歯科の分野から反対咬合についてです
通常、噛み合わせると上の歯が下の歯よりも前にありますが、反対に下の歯が前にあるのは良くありません。
小児ではこの反対咬合が見られる事がありますが、早期に改善を試みるべきですが、どの段階で加療すべきかは判断が難しいと思います。
乳歯列が完成する前に見られる物は多くが3歳頃に改善します。
反対咬合は3つの原因に分類されます
遺伝(骨格生)、機能型、歯型です。それぞれ見てみましょう。
遺伝の場合は自然に改善する事がなく、上顎骨の劣成長を示す事が多いです。混合歯列期になると下顎の過成長が多くなります。
機能性は骨格的な異常はないのですが、早期に改善しないと骨格型の反対咬合に移行します。注意が必要です。
歯型は前歯の交換で自然に改善する事が多く、一般的に被蓋も浅いのが特徴です。
気になる症状は3歳児歯科健診やかかりつけ医での相談を行いましょう。
投稿日:2016年12月3日 カテゴリー:小児歯科