歯肉の白板症(はくばんしょう)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野から歯肉の白板症についてです。
白板症は口腔内の白色病変の1つで、前癌状態とされています。赤い部分が混じっていたり、白い部分のみで比較的境界がはっきりしているものなど種類があります。
症例です。
「特に痛みはないが歯肉に白いものができている」との事で受診されました。
ちょっと写真がわかりにくいのですが、
歯と歯肉の境目に白く帯状になった所があります。
ここが白板症の部分です。
白板症は前癌状態とされていて、要注意な疾患です。必要があれば組織検査を行うべき疾患です。
白板症の中には癌化するものがあると言う事です。
経過観察が必要です。
投稿日:2017年5月15日 カテゴリー:口腔外科