歯根破折とクラック
こんにちは 武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です
今回は歯内療法の分野から歯根破折とクラックについてです。
マイクロクラックは臨床上本当に厄介です。
症例の様に遠心根の縦方向にヒビが入っていますが、単なるヒビなのかすでに割れているのか判断に困る事もしばしばです。マイクロスコープが威力を発揮します。
クラックはどの深さまで達しているかなかなか判断がつきません。中と外が繋がっていれば細菌の侵入を許すので、根管がきれいになりません。抜歯が必要になることが多いと思います
このケースではマイクロスコープで根尖部まで感染源が取れたのを確認しても排膿が止まらないので破折していると考えられます。
投稿日:2017年6月16日 カテゴリー:歯内療法