顎関節学会に参加して
こんにちは 武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です
今回は、先日行われた日本顎関節学会の学術大会についてです
アポイントの調整を忘れてしまい、2日目のみの参加になりました。
進行性下顎頭骨吸収(PCR)についてのシンポジウムがありました。
この病気はまだわかっていない事が多くありますが、いろいろと診断や治療が進んでいる様子でした。
診査診断ではMRIやCT検査での追跡が大切で特に下顎頭にびらん性の変化がある場合、2年くらいの間に変化を起こす事が多く2年が大切な期間となるようでした。
PCRの治療では外科的に手術によって治すかスタボリゼーション型スプリントでの経過観察が多いと思いますが、外科処置でも上下顎の骨を手術する事で良好な結果を得ているようでした。
中国からも先生をお招きして講演がありましたが、ここではPCRにおいて関節円板の前方転位例が多く、円板の復位が重要であるとの話しがありました。関節円板の復位については学会としてもあまり重要視していないので検討課題のようでした。確かに顎関節疾患で外科処置はほとんど行われないので、私も意外な感じでした。