根尖病巣(こんせんびょうそう)とFistel(フィステル)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯内療法(しないりょうほう)の分野からです。
歯の根の先にできる病巣を根尖病巣(こんせんびょうそう)といいます。
根の先端の病巣が大きくなると症例の写真のように膿が出口を作ろうとします。
早速、症例を見てみましょう。
右下の歯肉にプクッとふくらみが出来ています。
口の中に出来ものができたとびっくりして受診される方が多いです。
この出来ものは根尖病巣(こんせんびょうそう:根の先の病気)が原因で、
膿が出ようとしている所です。
この出来ものがつぶれると膿が出てきます。
つぶれて根尖病巣(こんせんびょうそう)からの出口が口の中にできることになります。
この出口を瘻孔(ろうこう:Fistel(フィステル))といいます。
根の先に病気ができると根の治療が必要です。
根の治療のことを根管治療(こんかんちりょう)といいます。
病巣が大きくなると根管治療だけでは治すのが困難になります。定期検診では適時、レントゲンを撮影し、根尖病巣(こんせんびょうそう)がある場合は治療の必要性について検討が必要です。
投稿日:2017年9月28日 カテゴリー:歯内療法