リステリンについて
こんにちは 武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は歯周病の分野からリステリンについてです。
昨年末に引っ越しをしまして、その時に書斎を整理していたら、リステリンに関する文献を発見したので紹介します
リステリンは歯周病予防に効果のある一般的な含嗽薬で色々な種類が市販されています。商品名を聞いたことのある方も多いと思います。オリジナルのリステリンはアルコールの成分のため、粘膜への刺激が強く、苦手な方も多いかもしれませんが、現在ではもう少し粘膜に優しいタイプもあります。
歯周病菌に効果のある含嗽薬は他にもありますが、リステリンはバイオフィルムがあっても含浸する点が優れています。歯周病において厄介なものはバイオフィルムで、歯周病菌のバリアとして存在します。
リステリンはバリアとして機能するバイオフィルムに浸透するので歯周病菌を殺菌できる点、口腔内での残留時間が長いので殺菌作用が持続し、効果を発揮します。
口腔ケアの1つとして加えてみるのも良いと思います。
投稿日:2018年4月26日 カテゴリー:歯周病