隣接面の虫歯
こんにちは 武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です
今回は保存修復学の分野から隣接面の虫歯についてです
隣接面は隣の歯とコンタクトしていますから、理論上はプラークが入り込む隙間はないはずです。
しかし、隣接面の虫歯は発生します。これは歯の表面を覆っているエナメル質にクラックが入る事でクラックからむし歯が発生すると言われています。
症例です。
隣接面を削ってみると穴が開いているのがわかります。
虫歯になっていて噛む面は大丈夫なのに穴が横方向に向かっている様子がわかります。
虫歯が歯と歯の間から進行しているのです。
エナメル質は歯にとってバリアの役割をしていて、外界からの刺激を防御します。しかし、一度クラックが発生すると虫歯の進行を許してしまうことがあります。注意しないといけません。
投稿日:2018年6月25日 カテゴリー:むし歯修復