セレックを使ってみて思う事1
こんにちは 武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です
今回はセレック(CEREC)についてです
セレックを使い始めて1年が経過しました。
数回に分けてセレックを使っていて思う事を書いてみます。
およそ20年臨床を行なってきて一番驚いた医療機器がセレックです。
歯科医療はCTやマイクロスコープの導入、材料学の進歩など色々な面で新しい物が出てきますが、セレックとの出会いは本当にエポックメイキングな出来事となりました。
セレックとは写真のような機械で、デジタル印象と言われていて、従来のゴムのような材料で型を取るのではなく、光工学印象によって口腔内の状態をスキャンします。
今年は各社、デジタル印象の機械を日本に持ち込んでいますが、他と比較したセレック利点は院内でセラミックを削ることができるので、治療時間が大幅に短縮される点です。これは歯質の汚染という観点から非常に有効です。また、汚染が少ないことは接着にも有利になると思います。
私はセラミックの中でも熱処理を行う材質を使用するので、午前に削って午後にセットするスタイルを取ることが多いです。1日で治療が完結できるので、仮詰めで過ごす時間が少なく、歯質の表面を汚染から守り、歯を早く機能させることが出来るので、本当に素晴らしいと思います。
次回はe-maxというセラミックについてです。
投稿日:2019年10月1日 カテゴリー:その他