顎関節症とMRI検査
こんにちは 武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科
日本顎関節学会認定 顎関節症専門医 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野から、顎関節症とMRIについてです
顎関節症におけるMRI検査は一般的なレントゲンと違って情報量が多く関節円板の位置を確定診断できる非常に有用な検査です。関節の形態、骨髄の信号強度、関節円板の位置や形態、関節の可動範囲、関節腔内貯留液など多くの情報がつまっており顎関節症において重要な検査です。
特に関節円板が関係したケースではMRIが必須になることがあります。
治療方針の決定に必要なことがあるからです。
私は大学病院在籍時に多くのMRIを目にしてきました。
日本では保険制度のおかげで海外と比較して安価に検査ができる事、高次の医療機関ではより高い診断精度が求められるので顎関節症の確定診断では非常に重要です。
MRIが必須なのか?検査をどのタイミングで受けるべきか?などケースに応じて判断しています。
診療所で対応可能な症例がほとんどですが、最近、MRIが必要な難症例も多く、大学病院を紹介するケースも増えています。
投稿日:2020年12月3日 カテゴリー:顎関節症