白板症(はくばんしょう)について | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

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白板症(はくばんしょう)について

こんにち。武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です。

今回はく口腔外科の分野から白板症(じはくばんしょう)についてです。

白板症は口腔潜在的悪性疾患と言われていて、悪性腫瘍に移行する場合があります。(昔の前癌状態です。)

注意が必要な粘膜疾患です。

症例2つ見てみましょう

症例①

右の舌縁部に白色の病変を認めます。

IMG_8310.JPG

大学病院での検査の結果、舌癌でした。

一見すると白板症のに見えますが、一部が癌化していた訳です。

症例②

このケースでも舌に白色の部分があります。

白板症です。

IMG_7661.JPGのサムネール画像

 

白板症を始めとしての白色病変にはいろいろな疾患があります。

特に白板症は癌化するタイプもあり経過観察が必要な疾患です。

症例1のように悪性腫瘍の可能性もあります。

診断には病理検査が必要になります。

注意しないといけない粘膜疾患です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回は扁平苔癬(へんぺいたいせん)についてです。

投稿日:2022年3月4日  カテゴリー:口腔外科