セラミックは破折するものか?
こんにちは 武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です
今回は審美歯科修復の分野からセラミックの破折についてです。
セラミックの強度が改善されてはいますが、やはりセラミックの破折が絶対無いとは言えません。やはり人工物なので、力がかかれば壊れます。
壊れなくでも力がかかれば外れたりします。
セラミックと言っても、長石系、ケイ酸リチウム、酸化ジルコニウムなど素材が色々あって、強度や透明感も異なります。
割れるのを嫌って、金属を選択しても、金属が脱離したり、エナメル質にクラックが入ったりするので、力がかかっている事には変わりがありません。
セラミックが割れることで歯に力がかからず、歯を守ってくれると理解していいと思います。
前回も書きましたが、金属は割れない反面、セメントの劣化や歯の破折で、メタルインレーの下にう蝕を引き起こしているケースが多くあります。
接着性のセラミック修復の方がメリットが大きいと思います。