舌の白斑
こんにちは 武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間たくです
今回は口腔外科の分野から舌の白斑についてです。
白斑を呈する疾患には口腔がん、白板症や扁平苔癬などがあります。白板症でも上皮の異形性が強い場合があり注意が必要です。白板症は前癌状態とされていて、赤色と白色が混在し境界が不明瞭なタイプは特に経過観察が必要と考えられます。
症例を見てみましょう。
舌の側縁に白班があります。周囲の硬結がなく口内炎の治癒過程の可能性が高いと思われます。
経過観察で良いのですが、長く治らない場合は、組織検査の必要があります。結局は組織検査で確定診断しないと確実な事は言えません。
14日くらいを目処に、なくならない口内炎は注意が必要です。
投稿日:2023年6月25日 カテゴリー:口腔外科