スプリント療法①スタビライゼーション型
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は顎関節症の分野から、スプリント療法に関してです。
スタビライゼーション型スプリントについて書きます。
関節に痛みが出たり、筋肉が痛くなったりした場合に使います。
基本的に夜間の使用です。
歯と歯の直接的な接触を防止し、咬合力を全体で分散することで、筋肉や顎関節への負荷を軽減します。
スタビライゼーション型スプリントです。
平らにして、全部の歯牙が接触するように調整します。
調整時に良く見てみると、歯ぎしりの跡が見られる事があります。
つるつるに研磨しますので、歯ぎしりをした部分はスプリントがすり減ってきます。
ちょうど犬歯(糸切り歯)がガイドする部分がすり減っています。
スタビライゼーション型スプリントは、歯ぎしりをしているかどうかの診断にも役立ちます。
装着しない場合は硬い歯と歯が直接ぶつかってしまします。歯そのものや歯周組織を守るのにも有効です。
投稿日:2023年7月13日 カテゴリー:顎関節症