下唇の粘液嚢胞
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野から粘液嚢胞についてです。
粘液嚢胞は小唾液腺が原因でできます。
何らかの原因で唾液の排出が上手く行かなくなり、
風船のように膨れてきます。
大きくなると潰れて、しぼみますが、また大きくなり、腫れを繰り返します。
中身は唾液です。
症例です。
右の下唇に粘液嚢胞ができ、他院で摘出したですが、
すぐに再発したので診て欲しいとのことでした。
原因と思われる小唾液腺も摘出しました。
嚢胞状に摘出できているのがわかります。
粘液嚢胞は再発しやすいものですが、
摘出後再発なく経過しています。
また、神経障害が出ることもあり、摘出には注意が必要です。
投稿日:2023年9月15日 カテゴリー:口腔外科