スタビライゼーション型スプリント(全歯列接触型スプリント)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は、顎関節症の分野から、スプリント療法についてです。
一番使用する全部接触型のスプリントです。
スプリントは大きく分けて2つです。
①スタビライゼーション型スプリント(全歯列接触型スプリント)
②前方整位型スプリント(リポジショニングスプリント)
今日は、①のスタビライゼーション型スプリントについてです。
このスプリントは、顎関節症や歯ぎしりのある方が適応です。
スタビライゼーション型スプリント(全歯列接触型スプリント)の効果は
筋肉の安静
顎関節の保護
歯列の保護、安定
歯がすり減るのを防ぐ
不正咬合の暫定的な補正
です。
特に噛み合わせの安定は大事な
症例です。
最終調整を口の中で行い、
装着すると上の写真のようになります。
外してみるとこんな感じです。
全部の歯列が接触するように平らになっています。
装着は夜間のみです。
使用しながら調整を行います。
前方整位型スプリント(リポジショニングスプリント)については以前書いていますので、またの機会に書こうと思います。
投稿日:2024年1月27日 カテゴリー:顎関節症