ボツリヌス注射

ボツリヌス注射とは

ボツリヌス菌から抽出した天然タンパク質を作用させることで神経伝達物質の分泌を抑制し筋の緊張を押さえる治療法です。筋肉の過活動や緊張の改善、疼痛の緩和を目的に行います。

効果について

神経伝達物質の分泌を抑制し、筋肉の働きを弱めていきます。これにより、顎関節症の原因の１つになる咬筋の過剰な働きを弱めていく事で効果を発揮します。
また、筋の痛覚繊維にも効果があり、疼痛を緩和します。

口腔内のチェック

このような症状があるということは、咬筋の活動が高まっている可能性があります。

咬筋と言って下顎骨には噛むのに関係する太い筋肉がついています。
俗にいうエラが張った感じになります。
被せ物の脱離、セラミックの破折、顎関節症の原因になります。
フェイスラインの改善にもつながります。

骨隆起：歯に力がかかると骨が厚みを増そうと外側に膨らんできます。外側にできた骨隆起です。

内側にできた骨隆起。

クラック（歯のヒビ）：歯と歯が強く当たるとすり減るだけでなく歯にクラック（ヒビ）が入ります。

咬合縫線：食いしばりがひどいと頬に歯の痕が確認できます。