前方整位型スプリントの治療 | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

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前方整位型スプリントの治療

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。

顎関節症の分野から顎関節症の治療についてです。

顎関節症のスプリント療法2回目です。

スプリント療法は以前ブログにも書いた運動療法と並んで、重要な治療法です。

前方整位型スプリント(リポジショニングスプリント)は、

関節雑音(カクカク音)が鳴っていて、

雑音が消失する顎位(咬み位置)が存在する場合が適応です。

以前書いた運動療法円板整位運動療法とセットにして治療します。

運動療法も参考にしてみてください。

では、前方整位型スプリント(リポジショニングスプリント)について見てみましょう。

症例です。

普通にかみ合わせた位置です。

PICT0083.JPGのサムネール画像PICT0082.JPGのサムネール画像PICT0086.JPGのサムネール画像

雑音が無くなる咬み位置です。上の写真と比較すると、

雑音が無くなる位置はかなり前で咬んでいる事がわかります。

PICT0104.JPGPICT0095.JPGPICT0101.JPG

この咬み位置で前方整位型スプリント(リポジショニングスプリント)をつくります。

前方整位型スプリント(リポジショニングスプリント)です。

前歯の部分が山のように盛り上がっているのがわかります。

PICT0119.JPG

口の中に装着した写真です。

PICT0113.JPG

下アゴを前方に維持させる目的のために山がついています。

昨日のスタビライゼーションスプリント平らだったのに比べて

全く形が異なるのがわかったと思います。

適応となる症例も異なるので、しっかり診断を受ける必要があります。

また、スプリント療法では、かみ合わせが若干変わってしまったり、

逆に入れることで痛みが出ることもあります。

経過をきちんと観察し調整を行うことが必要です。

投稿日:2009年10月28日  カテゴリー:顎関節症