シェーグレン症候群(口腔乾燥症)
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は口腔外科の分野からジェーグレン症候群についてです。
ジェーグレン症候群は口腔乾燥症の1つです。
最近では、歯科医院で口腔乾燥を治療できるというのが一般的になってきたと思います。
口腔乾燥の原因は2つと言われています。
①唾液腺自体の機能低下
②神経系の不備による
ジェーグレン症候群は診断基準がありますが、
治療法が確立されていないのが現状で難病と言えます。
口腔乾燥に対する治療は
①唾液分泌の促進
②唾液の補充
③口腔内環境の改善
④虫歯、歯周病、カンジダ症の予防と治療
ということになります。
人工唾液を使ったり、最近では、コリン作動薬といって唾液分泌の促進や
口腔内環境の改善を行う薬があります。
コリン作動薬は環境によってその効果が異なるので使用には、
薬剤の長期投与と口腔ケアの計画を立る必要があると思います。
虫歯や歯周病の治療は通常の治療と変わりありません。
ただ、口腔乾燥があると、唾液の分泌が減って虫歯や歯周病にかかりやすい状況にあります。
定期的に検診する必要があります。
投稿日:2009年12月19日 カテゴリー:口腔外科