コーヌスクローネの義歯
こんにちは。武蔵野市 吉祥寺本町 さくま歯科 佐久間琢です。
今回は義歯(入れ歯)の分野からコーヌスクローネの義歯についてです。
コーヌスの入れ歯を作って欲しいと依頼がありましたので、書いて見たいと思います。
この義歯の利点は、メタルフレーム(金属床)で出来ているのでがっちりしていて、義歯の薄く作ることができるという点です。そして一番の強みは、維持装置が義歯の内側にあるので、義歯(入れ歯)とわかりにくいことです。
一般的なクラスプの入れ歯と違って、歯に力がしっかり伝わります。
実際のコーヌスの義歯(入れ歯)を見てみましょう。
維持装置を外側から見るとこんな感じです。
バネのような金属色はわかりません。
義歯の内側を見てみましょう。
メタルフレームの骨格に、凹状の維持装置がついています。
次に口の中を見てみましょう。
口の中の維持装置は凸状です。
この凸状の部分が義歯の凹状の部分にはまりこんで維持力を発揮します。
コーヌスの入れ歯は作成の手順が多く、また、各工程での難易度が高く、作成には結構テクニックが必要です。難しい技を要求されます。また、金属を始め材料費の高騰があり、作成費用もかなり高額になります。
投稿日:2019年12月2日 カテゴリー:入れ歯(義歯)