メタボリックシンドロームと歯科の関係 | 吉祥寺の歯医者 - さくま歯科 -

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メタボリックシンドロームと歯科の関係

こんにちは。武蔵野市 吉祥寺 さくま歯科 佐久間琢です。

4月に参加したインプラントの講習会で聞いた内容を数回に分けて書きたいと思います。

今回はメタボリックシンドロームと歯科医療がどのように関係するかについてです。

まず理解しないといけないのが、メタボリックドミノです

メタボリックドミノは慶應大学の伊藤先生が提唱した概念です。

生活習慣が悪いと肥満になり肥満が脂質異常、高血圧、食後高血糖を引き起こします。

このような状態になると、腎症、透析、失明、下肢切断、認知症、虚血性心疾患、脳血管障害、心不全、などに移行するという概念です。

肥満が引き金となりドミノが倒れ始めると心不全など重大な病気になるまでドミノが倒れていく訳です。どこかでドミノを止めないといけません。

メタボリックシンドローム肥満を背景に脂質、血圧、血糖のリスクが重なった危険な状態です。そして、動脈硬化を進展させて、脳血管疾患、腎症などのリスクをさらに増大させるのです。

ドミノは出来るだけ上流で止める必要があります。ドミノが倒れ始めたらすでに動脈硬化や大血管障害が始まっているということです。恐ろしい話です。

ドミノ模式図のうち歯科医療がどこに関連するかというと生活習慣です。

言い換えると、食生活を改善し、肥満を予防することが歯科医療と言えます。

肥満の予防は良く噛むことに尽きます。

良く噛むことで、食べ過ぎを防ぎ、消化を助けます。

次回以降は、生活習慣病咀嚼の重要性について書きます。

投稿日:2010年6月6日  カテゴリー:予防歯科